RAUMNEST
〈RAUMNEST〉は彫刻、立体、絵画、ドローイングなどの芸術作品を軸に、建築や家具など商業デザインまで幅広く手掛ける現代美術家・西川勝人と、ファッションデザインやディレクション業をメインとしたクリエイティブディレクター・丹羽俊介との2人による空間プロジェクト。〈RAUMNEST〉のコアメンバーの西川はドイツ、丹羽は東京をベースとしており、緊密なコミュニケーションから成立している、国を超えたグローバルプロジェクトだ。
Spaceplacelab model for quarter 9 © Katsuhito Nishikawa
Physalis Partitura © Katsuhito Nishikawa
デザインコンセプトとして
「Human Centered : 人中心」
「Deduction : 引き算」
「Mobility : モバイル性」
「Material : マテリアル」
機能的且つ実質的なデザインの時代を超えた美しさを際立たせ、使う人や訪れる人のことを考え抜くプロセスが、デザイン哲学として掲げられている。空間を彩る建築や家具は絵画や彫刻と異なり、“機能と環境”を考慮するものだと考えられており、周辺の環境と良い関係を築きその中に人が入ってはじめて完成するのだ。「人が使うための機能を果たしながら自身が美しいと感じるものを作る、というのが建築の面白さです」と、過去のインタビューでも西川は話す。
Trikona © Katsuhito Nishikawa
Lotus © Katsuhito Nishikawa
そんなデザイン哲学を掲げた〈RAUMNEST〉からブランドから求められる空間作りとして、“ブランド”は時代やシーズンごとに独自のコンセプトを表現するものだと考える。故にその時々で見せたい世界観も違ってくるのは当然のことだ。そのソリューションとして店舗の内装や家具はあくまでもシンプルにし、プロダクトが引き立つミニマルへの引き算を追求している。
NEST @Katsuhito Nishikawa
また特徴として家具を動かす、組み合わせる、取り外す、そんなモビリティ性を想定した内装デザインが挙げられる。それらに使う素材としては、水、石、ガラス、金属などの自然素材を合理的に多用することで、その空間で働く人たちへの環境にも貢献していく姿勢を見せる。
NF47 Base Chair, 1984
NF41 Side Chair with Arms, 1984
NF25 Arm Chair, 1988
NF 40S © Katsuhito Nishikawa
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