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RICHARD VERGEZ
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RICHARD VERGEZ

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南フロリダ州を拠点にコラージュアートや音楽制作など、アーティストとして活動しているリチャード・ヴェルゲス。主にコラージュアートが彼のアート表現として確立されているが、同様に音楽のアーティストとしても作品を表現しており、バイナルで楽曲をリリースをするなど多様なアーティストとしての顔を持つ。作風から汲み取ることが出来るように、人間性や機械的要素のミックスがベースとしてある。そこから見えてくる彼のバックグラウンド、そして異なるメディアによって表現された作品に抱く思想や価値観を聞いていく。

アートへ興味を持ちじはじめたきっかけを教えて下さい。

 最初に言えることとしては、アートに興味を持ちはじめてから理解するまでの入り口として、僕にとっては音楽と映画が当てはまる。子供の時にピーター・ゲイブリエルのミュージックビデオや映画『ビートルジュース』を見たときに、シュルレアリスム(超現実主義)の世界への扉が開き興味を持ちはじめたんだ。                                                 

それで当初は音楽のアルバムカバーのアートワークを作りたいと思って、大学ではグラフィックデザインを専攻することにしたんだけど、プロのグラフィックデザイナーとして働き出してから、よりパーソナルな作品を作る捌け口が欲しいと感じはじめていたんだ。それが僕自身をコラージュワークへ向けた大きな要因かな。

 

あなたのクリエイションのインスピレーションは何ですか?

僕は映画上のシュルレアリスム(超現実主義)もそうなんだけど、リアルな生活の経験からも影響を受けているよ。個人的な考え方として、一般の人々が何かしらのつながりを簡単に感じられるものが、アート表現であるべきだと思っているんだ。だから僕は常に普遍的な状況にインスピレーションを求めていて、そこから感じたことを非現実的(ドリームライク)なことへと変換し表現している。要するに僕たちのまわりにあるものすべてがクリエイティブなインスピレーションに成り得るし、それをどのように自分自身に当てはめていくか?ってことが重要だと感じているよ。

あなたの作品、特にコラージュアートからは“人間性”と“テクノロジー”の2つの要素を感じることができます。これらは何を含んでいるのでしょうか?

コラージュアートをやりはじめた当初、良くも悪くも何もそこには深い意味合いは無かった。ただ乱雑的な美学を求めて多くの要素をコラージュに加えていたんだ。そんな中一度脱構築して、ひとつひとつの要素をバラした。その結果2つの要素が僕の場合は必要不可欠なものだと気付いた。その中のひとつとして“人間”は最も重要。何故かって当たり前だけど“人間”ということは、僕たちにとってとても関係性が強い事柄だからね。そしてもうひとつの要素が建築や電気に当てはまる。この2つの競合(レース)が僕の作品の象徴的意味であって、同時に機械がいかにテクノロジーの発展とともに人間らしさを置き去りにしてきたかってことを表しているんだ。これは僕たちが毎日ディストピア一歩一歩に近づいていて、その事実の認識を示したものでもある。

コラージュアート内では明確に2つの要素が分けられているように感じます。そのような作風には何か理由があるのでしょうか?

明確に分け隔てている理由としては、2つの要素を均一に比較できるようにする為なんだ。時にはそれぞれの事柄の相違点が、作品のストーリー伝えることに直結することがある。例えばスパゲッティとミートボールを注文したとする。でも代わりにスパゲッティとボーリングボールを貰ったとしよう。まずそれは食べることができないよね。でもその前後の違いがその起こった出来事を、ストーリーとして話そうって興味を引き出してくれると思うんだ。

過去のインタビューでアヴァンギャルドから影響を受けていると答えていますね。それを踏まえてあなたの作品を見てみると、バウハウスの要素を全体的に感じます。例えばコラージュのやり方や作品そのものが纏っている雰囲気です。もしあなたが仮にバウハウスから何かしらの影響を受けていることとしたら、あなたの作品にとってバウハウスの役割は何ですか?

アヴァンギャルドのアートは間違い無く、僕のアートの美的価値観の裏に紐付いているメインインスピレーションさ。特にダダ、シュルレアリスム、そしてバウハウスだね。バウハウスに関して言えば、モホリ=ナジ・ラースローは僕にとってのアイドルのうちの1人だね。彼のピースをはめ込む空間の自由な使い方に、かなり影響を受けているね。僕は大体60年代やそれ以前のヴィンテージの本や雑誌から写真やイメージを切り抜いてコラージュに使っていて、バウハウスやダダの時代を感じれるように、ノスタルジックなスピリットを作品の中に残そうと試みているんだ。

別のアート表現として音楽的なプロジェクトもやっていますよね?アートワークとの意味合い的な違いは何ですか?

最初の音楽プロジェクト『Drowning the Virgin Silence』は、実は僕がコラージュアートをはじめた2005年とおおよそ同じタイミングなんだ。カセットテープから音のソースを探す同じテクニックで、ループを作る手法をとった。それでそれらのループをピースとして音源を構築した。まさにそれと同じアプローチでコラージュも手掛けているんだ。この共通した一連のパターンは、さっきも話したアヴァンギャルドから影響を受けていたりもする。ドイツの作曲家シュトックハウゼンやアメリカの作曲家スティーブ・ライヒたちの作品は、シュルレアリスム的音源を作っているアーティストのナース・ウィズ・ウーンドやソヴィエト・フランスと共通点があると思うっている。別のプロジェクトとして2010年に『Möthersky』という音源も出したんだ。

クラウトロックやポスト・パンクから影響を受けたのもあって、よりリズム感がある音楽を作り出すことをフォーカスした。それで最終的に今現在の最新のプロジェクトとして、『Night Foundation』が出来あがったんだ。クラウトロックの影響は残りつつも、ヴィンテージのシンセサイザーやテープループを使ってコズミックの音質に焦点を置いたね。そうすることでより抑制的且つ催眠的なサウンドスケープを生み出すことができるんだ。現時点では『Night Foundation』は僕のすべての影響の集合体で、そういった意味では音楽に関しては今のところはやり切ったと感じている。僕は厳密に言えばトレーニングは受けたことないし、ただ常に音楽を聴いて実験をしながら学んできただけさ。

 

EXCLUSIVE COLLABORATION

今回PMC PERMANENTの春夏立ち上がりに合わせた、デジタルメディアの機能を持たせたECサイトへのリニューアルを機に、Richard Vergezとのコラボレーションがローンチ。彼の特徴的なアートワークをプリントしたTシャツに加え、作品の展示販売も行う。

SIZE:S / M / L

COLOR:WHITE / BLACK

PRICE:¥7800+TAX

 

 RICHARD VERGEZ

ビジュアルやサウンドを表現手段として用いる、キューバ系アメリカ人アーティスト。フィラデルフィアで生まれた後、ニューヨークにて活動の場を広げた。現在は南フロリダ州に拠点を置き制作を進めている。彼のグラフィックデザインやオーディオ&ビジュアルアートの背景には、コラージュアートワークが根底にあり、“人間”と“テクノロジー”を組み合わせた作風には、近代的ディストピアへのアイデンティティが反映されている。

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ALL PHOTOS BY MARCELA LOAYZA